ニュージーランド情報 ☆ 北島ベイオブアイランズより

ニュージーランドのいろいろな情報やベイオブアイランズを中心とした観光案内などを配信しています!

意外と似ているところが多いマオリの人たちと私たち日本人


~ただ今のニュージーランド時間~
ニュージーランドの先住民族と言えば、ご存知の方も多いと思いますが、マオリ族ですね。マオリ族は世界の他の国の先住民族に比べると、確固たるその市民権を勝ち得たと言われています。

maori_20180812141831030.jpg

そんなマオリ族の人たちですが、日本人にとってはとてもなじみ深い文化を持っています。

食生活ですが、日本人は伝統的に魚や貝を食べる習慣を持っていますが、マオリの人もそうなんです。海の恵みである魚介類はどちらの食文化においても欠かすことができないものとなっています。最近では生活も便利になり、また肉を食べる習慣も浸透しているため、昔に比べて日々の食事では魚介類を食べなくなりましたが、今でも両文化にとって魚介類や海産物は儀式用として大切な地位がありますし、少なくなったとはいえ日々食事に登場することも少なくはないですよね。

お年寄りに対する考え方や接し方も似ています。

年長者を敬い、その知識と経験に敬意を表す慣習もどちらの文化にもあることです。マオリ社会では、祖父母、親、子どもの三世代での同居も珍しくありません。お年寄りを高齢者住宅や老人ホームなどの施設に入れることを望ましくないと考えるマオリの方も多いようです。日本は近代では少なくなりつつありますが、昔は三世代同居は普通のことでしたよね。

祖先に対する考え方というか、思いというか、敬意というかも似ていると思います。

ちょっと宗教観を見てみます。

マオリ社会にも日本社会にもキリスト教は普及しています。ただ、日本の「神道」に見られるように、どちらの社会も外来の諸宗教に取って代わられることなく、また上手に共存しながら現在も昔からの信仰や習慣が受け継がれています。また、マオリと日本の土着信仰にはよく似ていると思います。マオリ観でも日本観でも、この世に存在する全てのものを神とみなす、あるいは聖なる力が宿っていると考えます。この場合に生命の有無を問いません。

例えば、日本でも「御神木」と呼ばれる木がありますよね。北島のワイポウア・フォレスト(Waipoua Forrest)にある「タネ・マフタ Tane Mahuta (森の神という意味)」は正にマオリの御神木の中の御神木だと思います。

tanemahuta1.jpg
<タネ・マフタ Tane Mahuta>

関連:
【カウリ ニュージーランドの大切な巨木】
【ワイポウア・フォレスト Waipoua Forestと森の神様 タネ・マフタ Tane Mahuta】

日々の生活をどうでしょうか。

日本では家に入る時靴を脱ぎますね。マオリ文化でも同じなんです。西洋文化が入った現代では日本のように厳格ではないし、習慣になっていない方もいるとは思いますが、元々の文化という意味ではそうなんです。その名残が顕著に残っているのが「マラエ Marae」と呼ばれるマオリの集会所です。マラエに入る時には靴を脱がなくてはなりません。実際に使っているマラエだけでなく、観光用としてのマラエも同様です。

ここでちょっと赤ちゃんに話を移します。

日本人の赤ちゃんには生まれてからしばらくの間、蒙古斑という青い痣のようなものがお尻にありますよね。モンゴロイド系の民族に現れると言われているあれです。半分ニュージーランド人(ヨーロッパ系)の私の2人の子供たちのお尻にもありました。その蒙古斑がマオリの赤ちゃんにもあるんです。

その蒙古斑に慣れていない(見たことない?)西洋系のお医者さんや看護師の人に、所謂児童虐待を疑われたという話もあります。

いくつか例を挙げてみましたが、いかがでしょうか?

新たな共通点や似ている点があったら、また別の機会に記事にしたいと思います。

関連記事