ニュージーランドは世界でいちばん早く新年を迎える国なのか?
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でも、世界でいちばん早く新年を迎える国のひとつとは言えると思います。
では、日付ってどうやって変わっているのでしょうか。
丸い地球はどこかで世界の日付を変えなくてはならないので、日付変更線(International Date Line)という架空の線を境にして切り替えているのはご存知のことと思います。
地図上では、上のGoogle Mapにある縦に走っている線が日付変更線です。スパっとまっすぐに線があるわけではありませんね。
基本的には東経180度の経線となっているのですが、日付変更線上に、島や陸地が通らないようにしているんです。島や陸地に日付変更線があったら、かなり面倒くさいというか不便が生じるからですね。(ちなみに、基本的にその後15度ごとに1時間ずつ時間が変わるようになっています。)
日付変更線を東から西(地図上では右から左)に越える時には1日日付を進ませ、反対に西から東(地図上では左から右)に越える時には1日日付を遅らせます。
ということは、日付が変わっていくのは日付変更線の西側の場所からということになります。言い換えれば、日付変更線のすぐ西側から朝が来ることになるわけですね。
上の地図からもわかるように、ニュージーランドは日付変更線にすごく近いですが、日付変更線の真ん中辺り、何かかなり複雑怪奇な形になってますね
ここでは詳細は省きますが、様々な歴史を経て、現在の日付変更線はこうなっています。
では、世界でいちばん早く新年を迎える国はどこかというと、それはキリバスのライン諸島とサモアということになります。
新年を迎える順番を表記するとこんな感じです。
UTC+14:00 キリバスのライン諸島 、サモア
UTC+13:45 ニュージーランドのチャタム諸島
UTC+13:00 トンガ、トケラウ、キリバスのフェニックス諸島、ニュージーランド本島、フィジー
ご覧の通り小さな島国ばかりなので、オークランドという大きな都市があるニュージーランドが実質的には先進国の中でいちばん早く新年(朝)を迎える国だと言えると思います。
それにしても、キリバスのライン諸島とサモアには1時間差があっても良さそうに見えますよね(笑)
ちなみにUTCというのは協定世界時で、日本はUTC+9:00です。
上記のニュージーランド時間は夏時間中なので、夏時間ではない時期はUTC+12:00(チャタム諸島はUTC+12:45時間~45分って何?って感じですね)となります。
日本にいる多くの人は海外の時間はそんなに気にする必要がないと思いますが、移民国家であるニュージーランドに住んでいると、ヨーロッパのどこそこは何時だとかカナダは何時だとかといった会話はよく耳にします。
どちらにしても、毎年ニュージーランドは日本より4時間早く新しい年を迎えます。