ニュージーランドの新型コロナウイルス対応とジャシンダ・アーダーン首相

2020年6月9日

ニュージーランドは今日から新型コロナウイルスへの警戒レベルが1となりました。

☆感染者ゼロの国へ

ニュージーランドの陽性確認は18日連続でゼロが続いているニュージーランドですが、昨日は陽性者として残っていた最後の1人の陰性が確認され、新型コロナウイルス陽性者はいなくなったということになります。国内で初の感染確認をしてから102日目のことです。

これにより、現時点での世界で感染者ゼロの国9か国のひとつになりました。

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☆警戒レベル1とは?

今日から警戒レベル1となりました。

ここまでの道のりは国内初の感染確認から102日、レベル4のロックダウンから75日(レベル4の期間33日、レベル3の期間16日、レベル2の期間26日)を要し、1504人の感染が確認され、22人の方がお亡くなりになりました。

お店や各種ビジネス、イベントや集まりなどに人数制限や間隔を空けるなどの制限はなくなり、ニュージーランド国内では以前の生活や対応に戻りつつあります。

当分はまだ除菌アルコールを使う人やいろいろ気にする人は多いでしょう。

一方、国境はまだ閉ざされたままですし、ニュージーランド国民や永住者、また特別に入国を認められ人などは入国後14日間の隔離が必須です。

日本やオーストラリアとの行き来を緩和しようという話はありますが、現時点では全て未定です。オーストラリアはわかりませんが、日本に関しては緩和されたとしてもビジネスなど必要と認められた人から徐々にということになりそうなので、普通に観光等に行けるようになるにはまだ時間が必要のようです。

こういう話とは別に戻ってこれない留学生を先に戻そうという動きはあるようです。もちろん、入国後14日間の隔離の上でです。

☆ジャシンダ・アーダーン首相はどんな人?

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今回の新型コロナウイルスの対応等で世界中で注目を集めた一人と言えば、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相ですね。

早い段階で給付金などを決め、一市民としてはありがたいことではありますが、やはり財源はどうするんだ?とかニュージーランドの経済はどう立て直していくんだ?という疑問を持っている人は少なくありません。

また、今後の経済の立て直しに不安を持っている人や信頼しきれないという人も少なからずいるのも事実です。

でも、新型コロナウイルスだけを見ると、健康と生命をいちばんに考えた対応を称賛する人は多く、支持率の高さもそれを物語っているように思えます。

今年9月にはニュージーランドの総選挙があります。その時、この国の人たちがアーダーン首相と労働党へどういった判断を下すのか自ずと判明します。

アーダーン首相の生まれてからこれまでの流れや人となりのようなものがよくわかる動画を発見しました。

ご参考までにどうぞ。


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