ニュージーランドにいる「JP」さんって一体何者?
- CATEGORYニュージーランド★文化/歴史/生活
ニュージーランドには「Justice of the Peace」、通称「JP」という職務があります。
ニュージーランドにいると、いろいろな場面でこのJPのサービスが必要になる場合があります。
では、JPとは一体何者で、何をしてくれる人たちなのでしょうか?
治安判事・・・?
なんじゃそれ?って感じですね。
元々は英国に起源がある職務で、社会の治安を維持すために国王/女王から行政や司法に関する権限と責務を与えられてきた人たちのことです。
英連邦の一員であり、また英国の文化やしきたりのようなものも結構残っているニュージーランドにも、「JP」という職務とそれを担う人たちがいるというわけです。
⑴ 書類への認証署名
⑵ 供述書や証言書などへの証人
⑶ 告発、告訴、召喚の発給申請の受理
⑷ 子どもを虐待から守るための保護命令発令
⑸ 証人召喚命令書の発給
⑹ 家宅捜索令状や逮捕令状の発給
⑺ 一定の法律違反に対する即決裁判
⑻ 軽い交通違反の裁判
⑼ 被告人からの保釈申請の審問
⑽ 拘留や拘留延期の許可
⑾ 起訴案件の法律違反に対する予審
え~!というくらい多岐に渡っています。
⑴の例としては「Certified Copy 認証済みコピー」というものがあります。
コピー書類が真性な原本のコピーであることを認証するというものなんですが、新しくしたパスポートに持っているビザを移動してもらう時などにこの認証をしてもらう必要があります。
そのコピーが本物の原本のコピーだということを証明してもらうわけです。場合によっては、持ち主が確かにこの人ですって証明してもらうことが必要なこともあります。
確認をして、署名をして、JPの認証印をコピーに押してくれます。それで「Certified Copy 認証済みコピー」ができ上がるのです。
関連:
私が住んでいる地区ではある程度ご高齢の方や薬局のオーナー兼薬剤師さんなどもJPをやられています。
サービスが必要な場合は予約が必要な場合もありますし、近所の薬剤師さんは薬局に行けば忙しくない限り認証コピーなどは対応してくれるようです。また、ケリケリの図書館では毎週水曜日の11時~13時の間JPが来ているようなサービスもあります。
近くのJPは【Find a Justice of the Peace】で探してみてください。
ニュージーランド国民もしくは居住権のある人(英語での会話とライティング力は必須です)がなることができます。
犯罪歴があってはならないとか、破産状態ではいけないなど様々な条件をクリアして申請をした後、面接などを受け、その後オンライントレーニングやテストなどを受け、最終的に裁判所で宣誓をして晴れてJPになれるそうです。
これ全てに1年くらいかかるそうです。
ニュージーランドにいると、いろいろな場面でこのJPのサービスが必要になる場合があります。
では、JPとは一体何者で、何をしてくれる人たちなのでしょうか?
◇Justice of the Peace/JPって何?
「Justice of Peace」は日本語で「治安判事」と訳されています。治安判事・・・?
なんじゃそれ?って感じですね。
元々は英国に起源がある職務で、社会の治安を維持すために国王/女王から行政や司法に関する権限と責務を与えられてきた人たちのことです。
英連邦の一員であり、また英国の文化やしきたりのようなものも結構残っているニュージーランドにも、「JP」という職務とそれを担う人たちがいるというわけです。
◇JPの職務
JPの職務内容はというと・・・⑴ 書類への認証署名
⑵ 供述書や証言書などへの証人
⑶ 告発、告訴、召喚の発給申請の受理
⑷ 子どもを虐待から守るための保護命令発令
⑸ 証人召喚命令書の発給
⑹ 家宅捜索令状や逮捕令状の発給
⑺ 一定の法律違反に対する即決裁判
⑻ 軽い交通違反の裁判
⑼ 被告人からの保釈申請の審問
⑽ 拘留や拘留延期の許可
⑾ 起訴案件の法律違反に対する予審
え~!というくらい多岐に渡っています。
◇日本人が利用する可能性が高いと思われるサービス
日本人が一般的に利用する可能性が高いのは上記の⑴だと思います。⑴の例としては「Certified Copy 認証済みコピー」というものがあります。
コピー書類が真性な原本のコピーであることを認証するというものなんですが、新しくしたパスポートに持っているビザを移動してもらう時などにこの認証をしてもらう必要があります。
そのコピーが本物の原本のコピーだということを証明してもらうわけです。場合によっては、持ち主が確かにこの人ですって証明してもらうことが必要なこともあります。
確認をして、署名をして、JPの認証印をコピーに押してくれます。それで「Certified Copy 認証済みコピー」ができ上がるのです。
関連:
◇JPサービスの利用料金
JPをやられている方たちはボランティアで、サービスは無料です。私が住んでいる地区ではある程度ご高齢の方や薬局のオーナー兼薬剤師さんなどもJPをやられています。
サービスが必要な場合は予約が必要な場合もありますし、近所の薬剤師さんは薬局に行けば忙しくない限り認証コピーなどは対応してくれるようです。また、ケリケリの図書館では毎週水曜日の11時~13時の間JPが来ているようなサービスもあります。
近くのJPは【Find a Justice of the Peace】で探してみてください。
◇JPにはどうやってなるの?
JPになるには国会議員の推薦がなければなれないので、なりたい場合はまずは通常は地元の国会議員に相談します。ニュージーランド国民もしくは居住権のある人(英語での会話とライティング力は必須です)がなることができます。
犯罪歴があってはならないとか、破産状態ではいけないなど様々な条件をクリアして申請をした後、面接などを受け、その後オンライントレーニングやテストなどを受け、最終的に裁判所で宣誓をして晴れてJPになれるそうです。
これ全てに1年くらいかかるそうです。