結構似ているところが多いマオリの人たちと私たち日本人
ニュージーランドの先住民族と言えば、ご存知の方も多いと思いますが、マオリ族です。
マオリ族は世界の他の国の先住民族に比べると、確固たる市民権を勝ち得た数少ない先住民族と言われています。
そんなマオリ族の人たちですが、日本人の文化と結構似ている文化を持っています。

海の恵みである魚介類はどちらの食文化においても欠かすことができないものです。
例えばウニ。マオリ語ではキナ KINAと言います。
一般的に西洋人は生のウニを食べる習慣はないですし、スーパーマーケットで普通に売ってるようなこともありません。
日本人にとっては普通の食材ですよが、マオリの人たちも好きで食べる人も少なくありません。
どこで調達してくるのか?
もちろん、近くの海で取ってくるんです!(笑)
最近では生活も便利になり、また肉を食べる習慣も浸透しているため、昔に比べて日々の食事では魚介類を食べなくなりましたが、今でも両文化にとって魚介類や海産物は儀式用として大切な地位がありますし、少なくなったとはいえ日々食事に登場することも多いですよね。
年長者を敬い、その知識と経験に敬意を表す慣習もどちらの文化にもあることです。
マオリ社会では、祖父母、親、子どもの三世代での同居も珍しくありません。お年寄りを高齢者住宅や老人ホームなどの施設に入れることを好ましくないと考えるマオリの方も多いようです。日本は現代では少なくなりつつありますが、昔は三世代同居は普通のことでしたよね。
祖先に対する考え方というか、思いというか、敬意というかも似ていると思います。
マオリ社会にも日本社会にもキリスト教は普及しています。日本のキリスト教人口が人口に占める割合はかなり少ないようですが、マオリの方のキリスト教信者は結構いると思います。
ただ、日本の「神道」にも言えるように、どちらの社会も外来の諸宗教に取って代わられることなく、また上手に共存しながら現在も昔からの信仰や習慣が受け継がれています。
また、マオリと日本の土着信仰はよく似ていると思います。マオリ観でも日本観でも、この世に存在する全てのものを神とみなす、あるいは聖なる力が宿っていると考えます。この場合に生命の有無を問いません。
例えば、日本でも「御神木」と呼ばれる木がありますが、北島のワイポウア・フォレスト(Waipoua Forrest)にある「タネ・マフタ Tane Mahuta (森の神)」は正にマオリの御神木の中の御神木と言っても過言ではないのではないでしょうか。

《タネ・マフタ Tane Mahuta>》
日本では家に入る時もちろん靴を脱ぎます。マオリ文化でも同じなんです。西洋文化が入った現代では日本のように厳格ではないし、習慣になっていない方もいるとは思いますが、元々の文化という意味ではそうなんです。
その名残が顕著に残っているのが「マラエ Marae」と呼ばれるマオリの集会所です。マラエに入る時には靴を脱がなくてはなりません。実際に使っているマラエだけでなく、観光用としてのマラエも同様です。
日本人の赤ちゃんには生まれてからしばらくの間、蒙古斑という青い痣のようなものがお尻にありますよね。モンゴロイド系の民族に現れると言われているあれです。
日本人の血が入っているからといって必ずあるものなのかはわかりませんが、半分ニュージーランド人(ヨーロッパ系)の私の2人の子供たちのお尻にもありました。その蒙古斑がマオリの赤ちゃんにもあるんです。
その蒙古斑に慣れていない(見たことない?)西洋系のお医者さんや看護師の人に、所謂児童虐待を疑われたという話も聞いたことがあります。
新たな共通点や似ている点があったら、また別の機会に記事にしたいと思います。
マオリ族は世界の他の国の先住民族に比べると、確固たる市民権を勝ち得た数少ない先住民族と言われています。
そんなマオリ族の人たちですが、日本人の文化と結構似ている文化を持っています。

☆食生活
日本人は伝統的に魚や貝を食べる習慣を持っていますが、マオリの人もそうなんです。海の恵みである魚介類はどちらの食文化においても欠かすことができないものです。
例えばウニ。マオリ語ではキナ KINAと言います。
一般的に西洋人は生のウニを食べる習慣はないですし、スーパーマーケットで普通に売ってるようなこともありません。
日本人にとっては普通の食材ですよが、マオリの人たちも好きで食べる人も少なくありません。
どこで調達してくるのか?
もちろん、近くの海で取ってくるんです!(笑)
最近では生活も便利になり、また肉を食べる習慣も浸透しているため、昔に比べて日々の食事では魚介類を食べなくなりましたが、今でも両文化にとって魚介類や海産物は儀式用として大切な地位がありますし、少なくなったとはいえ日々食事に登場することも多いですよね。
☆年長者や祖先に対する考え方
お年寄りに対する考え方や接し方も似ています。年長者を敬い、その知識と経験に敬意を表す慣習もどちらの文化にもあることです。
マオリ社会では、祖父母、親、子どもの三世代での同居も珍しくありません。お年寄りを高齢者住宅や老人ホームなどの施設に入れることを好ましくないと考えるマオリの方も多いようです。日本は現代では少なくなりつつありますが、昔は三世代同居は普通のことでしたよね。
祖先に対する考え方というか、思いというか、敬意というかも似ていると思います。
☆宗教観
ちょっと宗教観を見てみます。マオリ社会にも日本社会にもキリスト教は普及しています。日本のキリスト教人口が人口に占める割合はかなり少ないようですが、マオリの方のキリスト教信者は結構いると思います。
ただ、日本の「神道」にも言えるように、どちらの社会も外来の諸宗教に取って代わられることなく、また上手に共存しながら現在も昔からの信仰や習慣が受け継がれています。
また、マオリと日本の土着信仰はよく似ていると思います。マオリ観でも日本観でも、この世に存在する全てのものを神とみなす、あるいは聖なる力が宿っていると考えます。この場合に生命の有無を問いません。
例えば、日本でも「御神木」と呼ばれる木がありますが、北島のワイポウア・フォレスト(Waipoua Forrest)にある「タネ・マフタ Tane Mahuta (森の神)」は正にマオリの御神木の中の御神木と言っても過言ではないのではないでしょうか。

《タネ・マフタ Tane Mahuta>》
☆日々の生活
日々の生活をどうでしょうか。日本では家に入る時もちろん靴を脱ぎます。マオリ文化でも同じなんです。西洋文化が入った現代では日本のように厳格ではないし、習慣になっていない方もいるとは思いますが、元々の文化という意味ではそうなんです。
その名残が顕著に残っているのが「マラエ Marae」と呼ばれるマオリの集会所です。マラエに入る時には靴を脱がなくてはなりません。実際に使っているマラエだけでなく、観光用としてのマラエも同様です。
☆蒙古斑
ここでちょっと赤ちゃんに話を移します。日本人の赤ちゃんには生まれてからしばらくの間、蒙古斑という青い痣のようなものがお尻にありますよね。モンゴロイド系の民族に現れると言われているあれです。
日本人の血が入っているからといって必ずあるものなのかはわかりませんが、半分ニュージーランド人(ヨーロッパ系)の私の2人の子供たちのお尻にもありました。その蒙古斑がマオリの赤ちゃんにもあるんです。
その蒙古斑に慣れていない(見たことない?)西洋系のお医者さんや看護師の人に、所謂児童虐待を疑われたという話も聞いたことがあります。
新たな共通点や似ている点があったら、また別の機会に記事にしたいと思います。